♪♪ ええっっ~~~~ こんな奇妙な祭り ご存知 ♪♪

いしんかーちん

2011年05月09日 12:28


 お隣の町で行われる祭りなのに、先日生まれて初めて見てきました  
   鍋冠まつり
   

この祭は平安時代からの伝統を持つ祭で、
    何が基準になってるのかわかりませんが 日本三大奇祭 の一つとして知られています。









地元では (なべかままつり) 人によっては (なべかんむりまつり) とも言われるこの鍋冠まつり
なぜ鍋釜をかぶるのか、いわれを聞きますと実にユニークなお祭りなんです。


「氏子の女性が褥を重ねた男性の数だけ鍋をかぶって神輿に従う」というのだ。遊女でもあるまいにと思うがその昔は少々男女の関係に対しておおらかであったのかもしれない。逆に、いつの時代か風紀の乱れを戒めようとした厳しい掟だったかもしれない。
江戸時代、ある女がそれを守らず鍋の数を減らして頭に載せ行列に加わったところ、神罰が当って鍋が破れて落ち、村人の笑い者になった。女は恥ずかしさのあまり、宮の池に飛び込んで死んでしまった。これを知った藩主井伊の殿様は「不幸な者を見せしめにするような祭りは神の心ではない」と中止させた。村人は伝統の祭りが絶えるのはさびしいと願い出て、以来、数え年八つの幼女にすることで許しが出て、現在に引継がれているのである。
  
                            ー 合田一道『日本の奇祭』を参考 -









つまり 未婚の若い女性が今までに関係した男性の数だけ鍋をかぶって神前に参る成女戒の行事らしいですが、もし現在ならかぶりようのないほど高く積み上げる方がたくさんおられるんじゃ~ないでしょうかね。     



 伊勢物語にも
むかし、男、女のまだ世へずと覚えたるが、人の御もとにしのびてもの聞えてのち、ほどへて、
    近江なる 筑摩の祭 とくせなむ つれなき人の 鍋のかず見む
 
                                 ー『伊勢物語』 第百二十段 -                                                 

西村 京太郎・著
   鍋かむり祭の殺人 にも
 
      米原に伝わる奇祭・鍋冠祭りと連続殺人の関係は?
ホテルで女優が殺された。遺体の顔には鍋が被せられ、次の事件の被害者の顔には釜が。十津川の捜査は混乱し、更なる殺人が起きる