★★ 思い出に残る その時が来ました ★★
ずぶぬれになり、震える寒さを体険
風と潮の流れで撒き餌とクワセ餌を同調させる事は難しい。そんな中たまに釣れるのは手の平もないイシミーバイ。1時間ほどして初めて一気に浮きが消し込む。いい引きはするも
35センチ強のカンムリ、すぐ後同じぐらいのイスズミ、トカジャー、又カンムリと釣れる事はなんとか釣れるが大きさはイマイチ。
唯一、竿もろともひったくっていくアタリでのりはしたが、タモいれ寸前で強烈な引きにラインブレーク。
そうこうしているうちに風邪の激しさも増し、真っ黒な雨雲が頭上に覆いかぶさる。
誰からともなく速、竿をたたみあわてて後かたずけを済ますがにわかに土砂降りの大雨。帰る時も60歳過ぎの老体では危ないと思ってか何も荷物を持たせてくれない。
それでもテトラとテトラの隙間から下を見ると足がすくんで一歩も動けない。おまけに磨り減った運動靴が不安を大きくする。なんとか難所をみんなの手を借りて通り過ぎたが延々と続くテトラ、ズルッとすべる度に生きた心地がしない。3分の2ほど来た所で右足の付け根が釣る。満潮と重なって時々海の中を歩くのだが藻がはびこってツルツルすべる。今度は左ふくらはぎがコブラカエリ。
3人の友達が私を囲むように誘導してくれてやっと後5~6メートルかと思ったその時、なぜか
両足が同時にすべりふんぞり返って海にドボーン。
迷惑かけてほんとに申し訳なかったと今は反省のみ。二度とテトラの釣りはしないと硬い決意をした今回の釣行でした。
釣り場から奥漁港を望む (対岸のテトラ)