♪♪ 老人泣かせの石段 確かにきつかった ♪♪
我が家は日蓮宗ですが 89歳で亡くなった母親が生前一度でいいから
行ってみたいと言っていた言葉がいつも気になっていましたので
紅葉真っ盛りの 身延山 久遠寺
に夫婦で初めて行ってきました。
・・・・ 身延山久遠寺は、日蓮聖人が晩年の9年を過ごした日蓮宗の総本山です・・・・
日本三大門のひとつ 身延山総門 (びっくりするほど大きな) を通り抜けると
本殿に至るまでの間 空を見上げるような 287段の階段
ここを登り切れば涅槃(ねはん)に達すると いう身延山久遠寺の石段
話には聞いていたがまさかここまでとは・・・・・・・・
相方はこの石段を見上げたとたん発した言葉が
『 無理 無理 私は脇道の車道から登るわ 』 ですって
私より5歳も若いのに あかんやつ
この階段を登ってこそ参拝の意味があるのに。
仕方なく私一人で登ることに
この階段は 老人泣かせの石段 と言われているらしく確かに急こう配で
一段一段の幅が高く 這うようにして登るのですが一歩進むたびに
『 よっこらしょ 』 の声が自然と ・・・・
73歳でも足腰には多少自信があったので登るのには問題はなかったのですが
この急こう配には 高所恐怖症の私 にとって ぞお~ とする恐怖感を味わいました
二人して本堂前でおち合い、お参りした後は
標高1153mの身延山山頂までロープウェイで 奥の院 を参拝
展望台からは 富士山 駿河湾 南アルプス 八ヶ岳連峰と
雄大な大パノラマを満喫する予定でしたがあいにくどん曇りでガッカリ
この日は 久遠寺近くにある 宿坊 (本行坊) でお泊り
翌日は朝4時半に起床、5時に宿坊を出て5時半からの本堂での
朝勤に参加しましたが 60名近い僧侶の 『朝の勤行 』 の迫力には驚きました。
帰り 田子の浦 まで来た時に 雲の合間からかろうじて
富士山 の山頂が顔を出してくれました
おかげで今回は 老人泣かせの石段を登ったり、 宿坊で美味しく精進料理を頂いたり
また早朝のお勤めに参加させて頂いたりしたことで
身も心もきれいに洗い流されたようです
さあ~ これからは人生出直すつもりで精一杯生きますか